2018-11-23から1日間の記事一覧

馬鹿

情報過多でショートしかけているんだと思う こんなにもいろんなことがはっきりと分かっているのに、実際は全然落ち着いていない、ずっとそわそわしている、泣きそう、何にも手につかない 一度会ってしまうとどうしても欲が出る 本当に好きだったら自分のもの…

連続殺人

モテすぎて、嫌になって逃げ出してきた ここ10年くらいはほとんど途切れずに恋人がいるし言い寄ってきた人も山ほどいる 15歳くらいまでは、面白くて仕方がなかった どうすればこの人が私を好きになるか分かっていた 簡単だった 好きにさせるまでが楽しくて、…

幸福論

ただ私は彼の選ぶ言葉や思想が好きだ だから私は彼に本でもなんでも書いて欲しいと言ったが、面倒臭いと言われた そうだろうな 宮沢賢治、あんなにもすごい人が現在は骨ですらないのだから自分はもっと何にもならなくて、それだったら近くにいる人間に少しで…

さすらい

私の唯一の救いは、好きな人の好きなものを好きになれないことだ 考えていることが同じでも、不思議と細かい違和感みたいなものは少なからずある 彼の好きな音楽を聴く うーん 彼の好きな詩を読む ...どう読んだらいいかさえ分からない これは私の生きる希望…

恋人

私は恋人のことを何も知らない 過去に何をして、どんな人とどんな風に付き合ってきて、どんな仕事でどのくらい稼いでいるのか、それすら何も知らない 出会った時に彼が私の視界のほとんどを埋めた瞬間に「この人と結婚するんだな」と思った その日に連絡先を…

紅天女

前世で彼と私は同じ魂を共有していた 彼の思うことやしたいことが手に取るように分かる 分かるというか、私も同じことを考えていて、それを知っている 彼と居た18時間は余りにも正しくて、綺麗だった どこに行って、何を話して、何をするのか、会う前からお…

人間

人間が進化する前に持っていた鋭い五感やそれ以外の感覚、が多かれ少なかれ残っている人がいるらしい 私は恐らくそれで、説明出来ない何かがはっきりと分かったり、動物と話せたり、霊感があったり、絶対音感だったり人のにおいに敏感だったりするんだと思っ…

レモンケーキ

私を振った男が一人だけいた たくさんの約束や解決できていない思いを残して突然消えた 私は彼に完全に依存していた 自分の悲しみややり切れなさを彼に全部押し付けて、問うて、解決させようとした 彼は彼なりに私を救おうとしてくれた 世界はこういうものだ…

爆発事故

所謂その「爆発」を私は何度か経験した あ、私はこの人とお付き合いするなあ、結婚したいなあ好きだなあ、一目見た瞬間に分かってしまったことがたくさんある 現に私はまだ一度も結婚していないし何もわかってなどいなかったのだけれど、その時私は彼らを必…

好きの分類

恋はその時その人に会った瞬間に、衝動的に、ものすごく大きな力で爆発するみたいにするものだと思っていた 私の中で彼の存在が大きくなりすぎて、遠くて、美しくて、会ってしまえばがっかりするだろうな、どうでもよくなるだろうなと考えながら3年近くが経…

ラブソング

これは私の初恋の記録です ひとりよがりでしょうもないものになると思うけれど、文字にすることで自分のことが少しでも知れたらなあと思い書き始めることにする 先日、恐らく恋という恋をしたことのないであろう友人が、ラブソングやラブストーリーが気持ち…