きっかけ

雨が降っていた

この時期の雨は本当に困る 朝になったらきっと凍るんだろう

冬靴をまだ買っていない、基本的に買い物は一人で行くが友達を誘ってみようと思う

昨日はタクシーを使わずにちゃんと帰ってきた とてもえらい

雪山に突っ込むならタクシーよりバスの方がマシだ


あわよくば彼の運転で事故って死にたい、嘘


事故で死ぬなら飛行機が良い、慰謝料がたくさん貰えるらしい

それに墜落まで時間があるだろうから遺書が書ける 毎年遺書を書こうと思ってまだ書いていない

遺書も燃えて無くなるだろうか、それでもいいか

 


母はいつもシートベルトをしようとしない

いつも私は叱るのだが、この間、事故で家族を失って自分一人が生き残るくらいなら私も死ぬと言った

運転している間は母と普通に話せる気がする

彼女が不意に一人称を自分の下の名前で私に話して慌てていたのも運転している時だった

いや、でもシートベルトはしてください

 


私は私で信号を気にせずに生きている

車も自転車も乗らないので交通ルールがよく分からない、街中の大通りを平気で渡ろうとした時はさすがに怒られた

 

昔からトンネルが好きだ トンネルって自殺未遂みたいで大好き

 


私は筋金入りの雨女だ

雨のにおいは地球のにおいらしい

この事実が私にとってはとても素敵で大切なことなのだが誰に言ってもぱっとしない返事をされる

 

今年は数年振りに年賀状を書こうと思う 遺書と勘違いしないよう私も皆様も気を付けましょう

 

 

雪国、絶望と許容の街、彼の躓くところが見たい