君と映画

なんで私が怒っているか分かってる?

分からないだろうね、君より私の方が賢くて可愛くて若いもの

私が何がなんでも言うまいと思っていた言葉をどうしてそんなにも簡単に言ってしまったの?

人として好き、相性、運命論、対等、可愛い、私の名前、そう、私の名前

全部奪ったのよ私から 君の負けだよ

もしかして私のブログ読んでるの?そんなはずないよね、分かってたわよ私は、私の方が最初から全部分かってたのよ、言わない方が綺麗だから、言ったら君が困るから言わないでいたのよ でもいつか言うはずだった だって私のと君のとでは重さも硬さも全然違うもの 私の方が何十年もそれを背負って生きていかなきゃいけないのよ、ずるいよ君は私より先に死ぬもんね、君は失恋なんてものよりもずっと酷いことをしたのよ

好きって 好きって何 君の好きって何 じゃあなんでずっとそばにいちゃいけないの、迎えにきてくれないの、馬鹿なの?

本気で一人で平気で生きていけるんならどうしてあんなに喜んだりしたの?

知ってたよ、知ってたけどね、君が一人で生きてこれて生きていけるって、そういう風に君を設定した神様なんて要らない 私にあたらしい神様買ってよ

私は絶対に君になんか負けない 聡明で優しくて強い大人になって君じゃない誰かと一緒に幸せに生きていきます

君はずっとそのまんまで私の名前を呼んでたらいいわ

君が私に勝てるはずなんてないのよ

今日私泣いてもいい日だよね、それなのにちっとも泣けやしないのよ、だって楽しかったんだもん 嬉しかったんだもん それでも絶対好きなんだもん

惚れたら負けって言うけどそれだったら私初めから君に負けてます 一敗一勝

 

これが私の初恋 死んでも消えない初恋 来世で結婚してくれなかったらぶん殴る

 


君になりたい

君は私のそのもの

君になりたい

 

幾つもの春が

少し体を動かさないといけないな、と思って、日が落ちかけた頃髪を結って外に出た

いつも歩いていく川沿いの道と反対側に進んだ 川辺に触れられそうなところを見つけたから、思い切って草をかき分けて行った

昨日、川を見たくて草むらでかぶれてしまったの、と言ったら君は明日きっと笑ってくれるから大丈夫、一昨日からずっと、一日中気にしているニキビもたぶん大丈夫

もっと大切なことがきっとある

橋を渡る

わたしのまだ知らない道がたくさんある まっすぐさきに見えないほどに続いている

セゾン

何にも話さなくていいし、泣いたっていいし、愚痴ばっかりでも意味のない話でも、なんでもいい

会いたい 顔が見たい 香りをかぎたい 私のものでない呼吸のリズムが聞きたい

 

会えなくたっていい どんなにどうしようもない生活ぶりでも、全然良いこと素敵なこと立派なことなんて出来ていなくてもそれでいい

ほんの少しでいいから、私のことを思い出して欲しい

本当に私のことが必要になったら、いつだってどこへだって何があったって会いに行く

 

限りのある時間の中で少しでも君を記憶に刻みたい 知りたい 覚えていたい

 

憎く思うことも分かり合えないところもたくさんあるかもしれないけれど、私は絶対に君のことを忘れない

 

私たちが忘れてしまわなければ、誰も永遠に死なない

 

一人になんかさせない、絶対に

 

井筒

医者に「幸せとはなんだと思いますか」と聞かれて「客観的に、他者からどう見られようともその人が幸せだと思うことが幸せなんじゃないですか」と答えたけれど、それが一体なんなのかっていう話ですよね

 

 

宇宙の中の地球という星の中の日本という国の社会の中で、人間として生きている、生きていくというのに、そのことについて疑問や関心を抱かないというのはどういうことなのだろう

量子力学、生物学、宇宙、AI、社会学、文学、歴史、数学、他言語、文化、宗教、生きているうちに知りたいと思うことがたくさんある

当然じゃないの、私たちの話だもの

自分のことを知らずして誰のことを知れるって言うの?自分のことを愛せないで、誰のことを愛せるって言うの?

 


友達の課題かなにかで、各出版社の本の紙質、書体、余白の大きさなんかを、手持ちの本で二人で調べて、ここのはこうだね、こんなに違うんだね、私はこっちが好き、とか話してクレイジーで楽しかった

 


依存ではなく安心させてくれる優しい恋人と、いつでも公平な立場で意見をくれて少し苦しみを共有できる友人がいれば、すべて何とかなります

Play A Love Song

確かに私は幸せで、人に愛され、器用な手先と頭を持っていて、好きな人が喜んで抱いてくれる程度の容姿があって、まあ、幸せなんだろう

 

どうして自分が不幸なのかずっと分からなかった

分からないけど不幸だ、毎日毎晩得体の知れない苦しみや不安に苛まれている

友人にそう言って少し分かったことがある、事実として幸か不幸かは関係なく、幸せを感じる部分がほとんど機能していない

その上少しいいことがあると、その後は突き落とされるんだろう、怖い、という思いが先行して、手放しに幸せだ!と言えない

 


このままじゃずっと不幸だよ、少しずつ認めたい、私は幸せだって

 

 

 

どうしても見たい展覧会があって、私の好きなあの街に来ていた、私の好きな人の住む街

 


会ってみたいなと思っていた男の子に、勇気を出して人伝てに飲みに行きましょう、と誘った

ほとんど話したこともなかった人間に急にそう誘われたらどうして?と思うはずなのに、細かいことは何も聞かずにいいよ、と言ってくれたのが嬉しかった

 


私が思っていた通りに、いやそれ以上に面白い子だった、私のぼやっとした質問に、丁寧に答えてくれた

 

 

 

こういう再会とかいうものは、本人らの意志に関係ないところからぶっ飛んでくるらしい

 


その子は、あの人呼んでみるか、と、彼を呼んだ

 


その後はご想像にお任せ致します

 


ただ前回のように身構えず、ある程度自分の中で彼に対してのスタンスが固まっていたので、至極自然に話せたし、ただ、楽しかった

 


ここままでいいや、と思えた

春になればまた会える、彼と音楽や、文学や、これまでのこととか、これからへの不安や期待とか、そういうのを話せたらそれだけでいいや、と心から思った

 


一人になると例の如く欲が出て、私だけじゃなくてもいいけど私でもいいでしょうとか、そういうことまで言うならちゃんと惚れて、とか、

 


私には彼が傲慢で愚かに見えるように、そういうことを言ってしまったら私のことも彼にはそう見えるのでしょう

 


私が誰かと結婚することになったら、本当に二度と会えなくなるのだったら、好きだと伝えることにします

人生は夢だらけ

年末だからとか正月だからとかどうでもよかった

数字になんの意味があるんだろう 年が変わるというだけのことで焦ったりしている人たちは可愛らしくていいなあと思う 羨ましい

 


100年くらい絶対好きでいるし、あなたの趣味や思想を面白がるし、家事だってするし、私でいいじゃない、可愛いっていったくせにね、私はここにいるのに、どうして一人でいるんだろう?

 


3人で遊んだ

3人だと恐ろしさなどは3倍なのである

2人で生きるには不安や恐怖は2倍なのである

それでいい そばで生きていてくれるならなんでもいい

 


夢の中の彼は少しぼんやりしていて、なんとなく不安げで、優しかった いつもそうだ

夢の中でなら私は何の疑いもなく彼に甘えられる

夢の中が本当で、今こうしているのが夢だったらいいね

 


夢に鷹やら茄子やらが出てくることなどそうないだろう、初夢に好きな人が出てきたら結ばれますとかもっとそういう分かりやすいのを頂戴

シンクロニシティ

今日は高校の同窓会だったらしい

もちろん行かなかったし、会う予定だった人たちとの約束も具合が悪くて行かなかった


結局いつも会っている人と会う気力と体力しかないし、恋人に電話をする気分にもならないし、この街に帰ってきているであろう彼からの連絡も、もちろん無い

 


只、友人の幸せを願う

自分の不甲斐なさを嘆くより、他人を憎むことに脳みそを使うより、身近な人たちの幸せを喜びたい

 


人に気を遣い過ぎる 機嫌を伺い過ぎてしまう

不機嫌を態度や声に出す人、急に大きい声を出す人が怖くて、少しずつ、なんでもない話に持っていって、いつも道化をしている

息をするのとほとんど同じように出任せを言う

本当はどうでもいい 君を笑わせたところで私は何にもならない

だからと言ってこれらをやめられるかと言われたら無理だと思う 無理をしている それに自分が一番気付いていない


みんなに愛されたいなんてちっとも思っていないのに、思っていないから、こうみんなに優しくしてしまっている、どうしようもなくなった時に誰に電話を掛けられる?誰もいないよ、誰にでも優しいのは優しくないのと同じだよ

 

 

 

「会えないっていうだけできらいになったりできないわ」

 

 

 

彼に会ったという子から連絡が来た

元気そうでなにより、彼を思いながら聴く歌を彼も聴いているらしい、気持ち悪