hectopascal
どれだけたくさん本を買ったって、人のお勧めを聞いたって、結局自分の好きな本を何回も何回も読み返してしまう
小説の中の彼らは何も変わらない
何十年経っても何度読み返しても同じ人と結婚したり失恋したり自殺したりする いいなあ、と思う
「特別」や「好き」が分からない女の子たちの話があって、彼女が恋をするのは、その相手が「特別」を知らないから、何も変わらないから安心して好きでいられるらしい いいなあ、
人を嫌いになることがまず無い
大抵の人がどういう人で、私にどう居て欲しくて、それが分かる
それだけでいい、それ以上は何も知りたくない、悲しいけれど私は人に興味が無いんだと思う
人を憎んだり憎まれたりするひとはいいなあと思う、私だったら、めんどくさ、と思ったらすぐに切り捨ててしまう それが正しいのかどうかは分からないけれど
好きも同じ、誰の人生も思考も邪魔したくない、みんな私のこと忘れてしまって欲しい
なんにも変わらない、綺麗なまま、誰も私を好きにならなくて必要としなくて、そうだったらいいのに、私はなんにも変わってないよ